開咬とは

 歯並びの悪さというのは,とても気になるものです。子供でも大人でも,できれば矯正して治療をした方が,虫歯にもなりにくく,後々の面倒がなくなります。歯並びにもいろいろな種類があり,その一つは開咬です。開咬とはどんな状態かと言うと,奥歯を咬み合せたときに前歯がうまく咬み合わずに隙間が開いてしまうような状態のことです。舌を前に出すようなクセがあるときや,指しゃぶりをする子供などがなりやすいと言われています。この開咬になっているときには,歯並びもガタガタと崩れた状態になっていることも多く見られます。見た目の悪さや咬み合わせの悪さを改善するためにも,治療を行なうことが勧められています。

開咬の治療

 前歯がうまく閉じない開咬の場合,治療方法としてはまず通常の歯列矯正が挙げられます。程度や状態が軽ければ,表から見えないような舌側矯正という方法でうまくいくかも知れませんが,歯並び全体も悪いようなケースでは,ワイヤーでしっかりと矯正することが必要になることもあります。歯並びの矯正を行なった後に,ゴムなどを使って咬み合わせを矯正する治療する場合もあるでしょう。こうした矯正で済むなら良いのですが,ひどいケースでは手術を行なうこともあります。下あごの骨を切断して歯並びに合うように角度を合わせる,という手術です。矯正に比べて治療が短期間で済む,というメリットはありますが,大手術ですし入院も必要になります。

開咬治療の費用

 開咬をはじめ,歯列矯正の場合は健康保険が適用されません。一般に美容目的と見なされているからであって,病気治療の範ちゅうからは出ているという認識からです。顎変形症のような場合には,保険が適用されます。ですから,基本的に全額負担になります。矯正治療の場合はどれも高額になるため,少しでも負担を軽くしたいと思いますが,その一つは医療費控除制度です。子供の場合は全額控除対象となりますが,大人の場合は認定医によって診断された場合には控除の対象としてもらえます。自分や家族の年間の医療費が10万円を超えた場合には控除されますので,病院で発行される領収書は保管して置くようにしましょう。詳しいことは病院でも情報を得られるでしょう。現在では,施術方法や料金などを無料でメール相談を受け付けているクリニックもありますから,まずは気になることを質問してみましょう。



開咬治療について